Amber® Mill
Amber® Mill (アンバーミル)とは、世界初のNanoリチウムダイシリケート系のガラスセラミックブロックです。
450MPaの強い強度と、優れた審美性を兼ね備えた製品です。
Amber® Millの特徴
繊細なクロスリンク結晶構造になっており、優秀な審美性を誇ります。
チッピングの発生が少なく、安定的なマージン部はCAD/CAMシステムに最適化された性能を持ちます。
ステインニングなしのグレージングだけで製作した補綴物の歯茎部から切断面・咬合面まで自然なグラデーションを表現します。
Amber® Millの審美性
エナメル質で覆われている全ての天然歯は乳白色の性質をもち、反射光には青っぽく見え、透過光には黄色がかって見えます。
Amber®︎Millは、天然歯の特徴である乳白色と蛍光性を表現します。
Amber®Millを使用した補綴物は、高い安定性と審美性を兼ね備えているため、口腔内装着時により自然に天然歯に近い表現をします。
Amber® Mill適応
Amber® Mill焼成スケジュール
Amber®Millは、硬化熱処理の方法により、様々な透過度の補綴物を製作できます。
表現したい透過度のシェードを選択肢、下記の通り硬化熱処理を行います。
ラインナップ
Amber Mill Cube type C14/A1 A2 A3 A3.5
Amber Mill Cube type C14/B1 B2 B3 B4
Amber Mill Cube type C14/C1 C2 C3 C4
Amber Mill Cube type C14/D2 D3 D4
Amber Mill Cube type C14/W1 W2 W3 W4
よくある質問
●硬化熱処理とは?
Amber®Millブロックは微細な結晶とガラス質で構成されており、熱処理を施すことにより、結晶の大きさと密度が増加されます。
これにより、結果的に機械的性質が強化され、透過度が変化します。
●硬化熱処理の際の注意事項は?
Amber®Millは硬化熱処理の温度と維持時間によって透過性が変動するので、マニュアルが推奨する条件通りに、ご使用のポーセレンファーネスを最適化する必要があります。
最適化することで、一つのシェードブロックで様々な透過性が表現できるます。
●ステイニング材を塗り効果熱処理をすると透過性の変化はありますか?
Amber®Millは、硬化熱処理の温度だけではなく、係留時間によって透過性が変化します。
硬化熱処理の温度が高くても、係留時間が短ければ変化はほとんど表れません。
一般的なステイニング材は1分以内で焼成しますので、Amber®Millの透過性のにはほとんど影響を及ぼしません。
●再度、熱処理を行い透過度の追加調節は可能ですか?
透過度が高い補綴物の場合、再度熱処理することにより透過度を下げることは可能です。
HTクラウンの透過光をLTで落とす場合、LTの透過性熱処理の温度条件より5℃高い温度で、同一の係留時間である15分を適用するとLTクラウンまで透過度が落ちます。
●どのようなパウダーと互換性がありますか?
Amber®Millは様々なステイニング材に対応しています。
CTE(熱膨張係数)が10.0×10-6/℃以下の場合互換性があり、ジルコニア用パウダーの中でも焼成温度が850℃以下の場合には互換性があります。
アンバー ミル 【歯科切削加工用セラミックス】医療機器認証番号 : 228AFBZX00144000